2008-11-05

ziba tokyo workshop



zibaというデザイン事務所に行ってきました。

内容としては、zibaのデザイン業務、方向性等の説明を聞き、その後
簡単なワークショップをするというものでした。

zibaの特徴としては、独自ブランドを展開するというよりも、
メーカーやブランドにデザイン提案であったりコンサルティング提案
を行なっていくデザイン事務所のようです。

その提案の中心にはユーザに良い体験をしてもらうこと。
コモディティー化した市場で勝負をするのではなく、
ユーザにどのような体験をさせるか。



紹介してくれた例のひとつとしてコーヒーの話がある。
原価10円のコーヒーをドトールで飲めば20倍。スタバで飲めば33倍。
ドトールでは、場所の提供。喫煙者もゆっくりと煙草が吸える。
スタバでは、場所の提供だけでなく、外国のカフェ、ゆったりとした雰囲気の提供がされている。
場によってユーザに新たな体験を提供している。

話を聞いて思ったこととしては、デザインをする上でものをつくる上で、
ユーザがどういう使い方をするか、ユーザにどういう体験をさせたいか
というビジョンの形成をまずしかっりと描くことが重要であるということ。
そのビジョンがあってのさまざまなアプローチの手段をシミュレーション、
そして最前の手段を導きだせるようになるということ。

2008-11-04

Project


研究室で行なっているプロジェクトがもうすぐ最終です。

ということで3連休を注ぎ込み、プレゼン用のフラッシュを制作。
個人ではなかなかできない作業容量でしたが、今回グループワークだったので役割分担でなかなかいいものができました。

産学協同なので発表できるか分からないですが、できたらそのうち載せます。

寄藤文平さん

2008.10.29.wed
寄藤文平さんによる特別講義聞きました。




講義内容は、寄藤さんの仕事内容を話しながら、今の考え方、仕事のやり方といったものでした。
講義の中で最も印象に残ったことは、自分らしさ、オリジナリティー、自己表現といった言葉です。これらの言葉が大事という訳でなく、デザイナーにとってそれらはいらないもの、必要がないものということです。
デザインをするということは、オリジナリティーや自己表現を示すことではなく、特に広告では、相手に的確に情報を伝えることが一番大事であるということ。
広告をつくる上でどう人に情報を伝えるかと言った時、よくされるのが知覚についての図の前部分。これは、イメージの世界で何だかわからないけどかっこいい、かわいいと言ったもの、実際それが何なのか分からない部分が多い。
寄藤さんが仕事の中で、軸としているのは後の部分。情報を論理化し伝えるといもの。その代表が大人のたばこ講座やR25でのイラストであるということです。
そのイラストは、寄藤さんのオリジナリティーという訳でなく、最低限のことを伝える為の最低限のパーツをくっつけたもの。

講義の中で思ったことが、佐藤雅彦さんの「ルールとトーン」という話とリンクすることがあるのではないかということ。
寄藤さんは、情報を論理化して伝えるためにルールを作りそれをただただ実行している。そこには、オリジナリティーが存在せず誰がやっても同じものができる。
しかし、実際はあのイラストや仕事は、寄藤さんのルールを使っても同じようなものをつくれる訳ではなく、寄藤さんだからできる仕事、そこには「寄藤トーン」が存在する。
寄藤さんが頑なに「僕のイラストはオリジナリティではない」と言ってたが何かしらの「寄藤トーン」がそこには存在していると思う。



情報をまとめる。

情報の構造化について
人に情報を伝えるには、いくつかの段階があって言葉、もの、経験・・・と伝わりやすカタチで表現する必要がある。子供でも分かるものを目指す必要がある。